« 2009年07月 | メイン | 2009年09月 »

2009年08月 アーカイブ

2009年08月01日

分析家の独り言 file30 世界母乳の日!

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります
7caec4b5.jpg

今日8月1日は世界母乳の日。

世界母乳連盟が1992(平成4)年に、世界保

健機関(WHO)とユニセフの援助の元に制定

し、子供が母乳で哺乳される権利「母乳権」

の普及を図り、母乳による育児を推進する日

なのだそうです。なるほど!


さて、今日は『世界母乳の日』ということです。

もちろん赤ちゃんを育てるのに、母乳であればそれでよいのですが、何らかの事情で

母乳がでないこともありますので、出ない時はミルクで授乳してもよいと思います。

ただ、母乳にしてもミルクにしても、母親が赤ちゃんに授乳する時の心が大切です。

赤ちゃんが100欲求したら、100与えることが大切です。

しかし、100欲求しているのに、80しか与えなかったら・・・。

赤ちゃんは、不満足と怒りを内在します。不安感を持ち、猜疑心を持ち、母との基本

的信頼関係を結べず、信じることが出来なくなってしまうのです。

大人になり社会に出てから、人間関係を結ぶのに苦労することになるかもしれませ

ん。詳しくは、

 こころの栄養講座

の【5 赤ちゃんの食事=授乳】というところをご覧になってみてください。

授乳時の抱っこだったり、母のまなざしによって、安心感や受け入れられる自分を感

じていきます。

ですから、母乳権の普及をめざして制定された「世界母乳の日」のようですが、母乳

で育てさえすればいいのか・・・ということだけでなく、そこに、触れて、見つめ

て、満足のいく授乳をするということがプラスされれば、心の安定した子を育てるこ

とができます。

そして、オールOKの子育てができれば、もっともっと心が安定していくと思いま

す。参考サイトです。ご覧ください。

オールOK!子育て法


今年は、8月になっても各地で日照時間が少なかったり、雨がたくさん降ったりで、

作物の生育があまり良くないそうです。

作物も太陽の光がとても大切。この太陽の光が母なのだと思います。

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター  幸司 満月


2009年08月06日

分析家の独り言 file31 パニック障害 

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります
2e269ebc.jpg目についた記事がありました。

パニック障害と「ウツ」――“いま”を生きづらい現代人への警鐘
 2009年08月06日11時05分 / 提供:ダイヤモンド・オンライン

突然、強い不安とともに動悸や息苦しさ、冷汗、吐気などの発作(パニック発作)におそわれるパニック障害は、現代において「うつ」と同様、多くの方々が悩んでいる問題です。
 初めてパニック発作におそわれた人は、身体的な問題ではないかと考えて内科などを受診することが多いのですが、検査を行なっても特にその原因と思われるような異常は見つかりません。
 新しいタイプの「うつ」では、このパニック障害との境界線はかなり曖昧で、両者が合併していると診断されるケースもあれば、パニック障害から始まって後に「うつ」が徐々に現われてくるケースもあります。
 今回は、このパニック障害という病態について掘り下げて考えてみたいと思います。
 パニック障害は従来「不安神経症」と呼ばれていたもので、その特徴である発作(パニック発作)は、もともと「不安発作」と呼ばれていました。このことからもわかるように、パニック障害は強烈な不安を伴っているところが最大の特徴です。
 この不安は「このまま死ぬかもしれない」と感じられるようなものであることが多く、それがあまりに強烈であったために、予期不安と呼ばれる「またいつ発作が起こるかわからない」という心配におびえ、生活にもさまざまな支障を来たすようになります。
それにしても、なぜ「死ぬかもしれない」といった不安が、わざわざ自分の内部から起こってくるのでしょうか。
 第4回で「病というものは、何らかのメッセージを自分自身に伝えるべく内側から湧き起こってくるものである」、あるいは「病は、その中核的な症状によって、自分自身をより自然で望ましい状態に導こうとしている」という見方で「うつ」について考察しましたが、ここでもその考え方を用いてみましょう。すると奇妙なことに、「死ぬかもしれない」と自分自身に思わせることにパニック障害の意味がある、という話になってしまいます。
                  ~livedoorニュースから~


不安はどこからくるのでしょう?

生まれてから、母によって恒常的に一貫した世話をうけていると常に身守られている

という安心があります。

そして、恒常的な自己が得られます。自分の実在感があります。

ところが、授乳などの不満足であったり、母の不在、不適切な世話であったりする

と、安心が得られず空虚な心であったり、自分が破壊されてしまったという心を内在

してしまいます。

その心を家庭内暴力で表わすことがあります。破壊されてしまった自分を表わしてい

るのです。

母による満足を得られなかったことで不安を抱えます。


普段はその不安を無意識のうちに抑圧しています。ですから、常に緊張しています。

かなりの心のエネルギーを使います。


『不安』一言にいっても、人それぞれ記憶された不安の状況が違います。

記憶された不安状況の意識化ができれば解消ができます。

心の分析によって意識化することができます。

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター  幸司 満月

2009年08月09日

分析家の独り言 file32 母性と依存

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
1a58b95c.jpg
livedoorのピックアップテーマが
《麻薬を必要としない社会はどうしたらできる》
というものでした。

社会の単位を小さくしていくと、家庭が小さな単位だと思い
ます。また、社会全体を考えるとさまざまな事が関わってくる
ので、個人で考えてみたいと思います。

≪母性と基本的信頼と安心≫
●母性を持っているということ。
 
 幼児はほとんど母(養育者)に依存して生きなければならない状況から、母を従う 人にしてしまいます。そのことの事実を母がどこまで受け入れられるか、すなわち 献身的なれるかが養育において問いかけられていることなのです。それをしっかり 応えられる人が、母性を持っているということになります。

乳幼児はコミュニケーションとしての、言葉を持っていないので、泣いたり、体の動きで自己表現をします。その乳幼児の表現の意味を読み取って適切な対応を母(養育者)は求められます。

乳幼児は「快食・快眠・快便」によって社会に対する最初の信頼を持ちます。
この時、母(養育者)により、『敏速かつ的確』に応答されることが必要です。
そして、乳幼児に対して愛着をもって、やさしく見つめるまなざしが必要なのです。

抱っこや沐浴・入浴によっての乳幼児の全身をやさしくスキンシップし、授乳時には、~ながらではなく、愛あるまなざしを持って乳幼児の満足のいく授乳をし、お尻をきれいにするということで、乳幼児は母子間で人としての基本的信頼を得ることができ、自己肯定感を得ることができます。安心を得られるのです。

また、母と子は母が養育された時の行為と自分の行為を見比べたり、真似したり、逆らったりしながら、養育者の属性(本質的な特徴)を食物を体内に摂り入れるように、自己の裡(なかに)へと取り込むことを概念(本質をつかむ思考)化していきます。最初の一体化です。


≪甘えと依存≫
 
 乳幼児の時に、基本的信頼を学ぶことに失敗した時、不信を学び、希望を失ってしまいます。人生の最初に不信と失望を味わってしまったら・・・。
未熟な心のままで大人になってしまいます。そして、『甘えと依存』を心につくり、永遠に満足することのない状態に陥ってしまいます。
母との一体化ができなかったが故、母との一体化を求めつづけます。
また、その欲望は、酒、たばこ、麻薬、過食、大ぼらふきなどであらわされます。
母との一体化を目指して、薬物などに依存してしまうのです。母との愛着と信頼を築けなかったことと、一体化できなかった事での不安から、母への≪しがみつき≫を依存という形であらわすのです。

社会的に経済的に不安な社会情勢が続いています。その中で生きている私大人もなにかしらの不安を抱えて生きています。
でも、これからの日本を思う時、生まれてきた赤ちゃんが今の青少年が次世代を担っていくのです。

今、子育て中の皆さんに、是非、お子さん方が、生き生きとして生きていけるよう、心がしっかり育つよう、乳児期の心の交流、スキンシップを大切にしていただきたいと思います。そして、オールOKの子育てをおすすめいたします。

参考サイト

オールOK!子育て法

一人一人の心が健康に育っていけば、薬物に依存することもなくなっていくでしょう。一人一人の集まりが、家庭・地域・社会をつくっているのですから。

今、すぐ≪麻薬を必要としない社会≫は難しいかもしれません。
今、自分自身が何かに依存しつつそれが苦しみとなっているという方は、自分自身を見つめる勇気があれば自己を変容することはできます。

また、お子さんが苦しんでいる方は、育て直しをする勇気があれば、親子で変わることができます。

今日のピックアップテーマから、こんな風に考えました。
 

セラピールーム燦燦HPです。


インテグレーター  幸司 満月

2009年08月10日

分析家の独り言 file33 依存する母

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
aa5fd108.jpglivedoorニュースを見ていたら、こんな記事を見つけました。
【アジア発!Breaking News】コカインを胃袋に隠した女が病院で知った事実。
2009年08月10日07時00分 / 提供:Techinsight Japan
6日、ドイツのフランクフルト空港にて、コカインをつめた袋を飲み込んでドイツに入国しようとしたタイ人の女が拘束された。女は、胃袋からコカインの袋を取り出すため病院に連れていかれたが、そこで新たな事実を知ることになる。ブラジルからドイツのフランクフルト空港に到着したこの女(推定:30歳)は、その挙動不審な態度から、空港にてX線検査を受けることになった。すると、女の胃袋には、かなりの数の不審な袋が入っていることが確認された。そのため、その場で女の身柄は拘束されるとともに、病院へ連行されて胃袋からそれが取り出されることになった。病院にて胃袋から袋を取り出してみると、8グラムのコカインがつめられた袋が41袋あった。合計328グラムのコカインが確認されたのである。しかし、病院の調べで分かったことは、それだけではなかった。実はこの女、妊娠をしていたのである。本人も妊娠のことは知らなかったため、非常に驚いているという。ただし医師は、コカインの入った袋を飲み込んでいたことは、母子の健康に非常に悪い影響を及ぼす恐れがあるとしている。今後この女をどのように取り扱うべきか、ドイツの警察はタイ大使館と協議を行っているという。妊娠というめでたい事実を、このようなかたちで知るということになろうとは。まさに後悔先に立たずである。

なんとも・・・。
胃は食べ物を消化するところであって、詰め込むところではないのに・・。
41袋のコカインの袋で満足したのだろうかと・・・んんん、苦しくなかったのかしら・・・。
そうまでしても、コカインが必要だったということですね。


母子間で、安心と信頼が得られていない場合、大きな不安を抱えたままで、人生を送ることになります。基底不安といいます。
不安が高いと緊張が高くなります。その緊張を緩めるために、人それぞれさまざまな事によって緩めようとします。
眠ることだったり、よく食べることだったり、たくさんお酒を飲むとか、薬(麻薬や睡眠薬など)に頼るとか、シンナーを吸ってみたりなどです。
それが過ぎると、依存症であり、中毒になってしまいます。


ニュースの女性は、拘束されたことで、妊娠を知ったわけですが、それまでは胎児を意識していなかったことになりますよね。
しかも、コカインを大量に胃袋に抱えていたので、胎児への影響もあるかもしれないということです。
妊娠中の女性が摂取した場合、早産、流産、胎児の死亡などの影響があったり、脳や心臓などに影響を与え、落ち着きがないとか、食物を摂取しないとか、呼吸や脈拍がはやいとか、睡眠が不規則になったりなどの影響があるそうです。コカインベービーとよばれるのだとか。


もし、女性が無事出産されたとします。すでに、コカインに依存しているということは、女性自身が母にしっかり養育をされていないのではないかと推察いたします。
とすると、生まれた子に与えつづけ、養育をするのは困難なのではないかと思います。女性自身が心の危機だったり、心の空虚だったり、心の問題を抱えているからこそコカインを欲してしまったのだと思います。それを解決しない限り、養育の段階でその心を子に伝えてしまうからです。マイナス面の大きい世代連鎖となります。

心の問題を解決し、母としてお子さんを育てていけるようになっていただければと思います。

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター  幸司 満月

2009年08月23日

分析家の独り言 file34 錯誤行為

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。

9aae35f1.jpg

数日前のTV番組の中の話です。
ある女優さんがインタビューを受けていました。
「どこへ行きたいですか?」
「スペインです。」「欲望の国」???
「情熱の国・・・ですよね。」(赤面、笑い)

言い間違いでした。
女優さん、なにを欲望しているのかしら?と、ついつい考えてしまいました。

誰にでも、言い間違い、聞き違い、書き間違いや読み間違い、ど忘れなどちょっとした失敗があります。それは、疲れてるからとか、眠いからとかおっちょこちょいだからなど、思いがちです。

フロイト先生は、そのちょっとした失敗には、理由があるのだとおっしゃっています。それは、どんな事にでもその人の「無意識」があらわれるのだということです。
「無意識」によって失敗をしてしまうのです。それを「錯誤行為」といいます。
心の中で何かの思いを抑圧していて、なにかのきっかけによって、本人が意識していない状態で、その思いが言葉や行動にあらわれてしまうのです。

それにしても、女優さんは、何を欲望していたのでしょうか?


精神分析では、分析者(integrator)と被分析者クライアント(client)が1対1で、言葉による対話によって無意識を意識化し、コンプレックスを解消します。
分析家は、クライアントの鏡となって、心を映し出し、見えたものをクライアントに戻していきます。自分を見つめ、知る事は辛い事でもあります。
それは、見たくないと自分が無意識下に押し込んだものを、もう一度意識に上げて、それと向き合う事になります。辛いけれども、分析家と共に見ていく事によって自分を知り、理解すると、心が楽になっていきます。
それが、自分自身の発展・進歩していく事になります。

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター  幸司 満月


2009年08月26日

分析家の独り言 file35  交換条件をださないで!

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
96588d96.jpg今日の仙台はとてもいい天気で、風も心地よく吹いていました。


子育て中のお母さまからの質問です。

「こうしたら、これを買ってあげるというようなことはいかがでしょうか?」

子供に対して、交換条件を出すことです。

例えば、子供が・・・要求したとします。

母は、これに応対すればOKです。子供は自分が受け入れられ、肯定された

と受け取ります。

ところが、要求されたのに母がしか応対しなかったとします。す

ると、子供は受け入れられなかったと受け取り、否定されたと受け取るのです。2足

りなく応対されたことで、自分は憎まれていると感じてしまいます。または、攻撃さ

れていると感じます。

逆に、要求されたのに、で応対したとします。これを過保護とか

溺愛といいます。要求された以上に応対すれば、子はもっといい子になるのじゃない

かと思いがちですが、それは、違います。

過剰保護や溺愛は、暴力と同じになってしまいます。攻撃されたと感じてしまうので

す。

攻撃されていると感じて育つことが、やがて家庭内暴力につながっていくのです。

愛と憎しみ、そして、攻撃と甘えが内在していくのです。

足りなかったり、過剰だったりが、子供の心に大きく影響します。ですから、特に母

は適切に的確に応対していくことが必要です。

子の要求に対して、なにも足さない、引かないで子の要求のままに適切に対応するこ

とが大切です。オールOKの子育てが必要です。

参考サイト  ラカン精神科学研究所

オールOK!子育て法

交換条件をだすことは、母の応対が無になってしまうことにもなりかねません。

なにも足さない、なにも引かない・・・なにかのコマーシャルみたいですね。

子の要求に応え続け・与え続ける母の根気が、子の心の発達を促し、自立・自律心を

持った大人に成長させることができる、とても大切な事なのです。

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター  幸司 満月

次回、子育て相談会は、9月10日を予定しております。
希望の方は、前日まで連絡をお願いします。

セラピールーム燦燦では、
☆『やさしい心理学講座』を開いております。  

やさしい心理学講座ご案内


 お一人でも、先ずはご連絡ください。
 
☆『子育て相談会』を開催いたします。
 日時 9月 10日  14:00~16:00
     場所  セラピールーム燦燦
 予約制です。電話・メールにてお問合わせください。
 022-343-7327 080-6049-4715
 詳しくはHPをご覧ください。

2009年08月28日

分析家の独り言 file36 二つの時を生きる!

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。

f7bd7ca6.jpg今日も仙台はいい天気に恵まれました。
天気のよい中に自分を置き、風を感じたり、温度や湿度を感じたりしていると一時、時を忘れてしまいます。
実際は1分2分・・・・と時は過ぎています。
忙しいと、『あっ、もうこんな時間』と時が過ぎるのを感じたりします。
誰かを待っていたり、何かを待っていたり、眠れぬ夜を過ごす時間は1分・・1秒・・長く感じるものです。


私たちは、精神の時間と身体の時間を生きています。

心の発達は、体の発達のように自然に行われるのではなく、母(養育者)の心のままに沿ってある法則に従って行われるのです。

精神の時間は、一定の時が恒常的に進んでいく訳ではありません。
過去・現在・未来へと意識をすることができます。
テレビドラマの中の台詞で、
「私はあの時に、時間は止まってしまった・・・。」という台詞がありました。
心がある時に固着してしまった事を表しています。
私の心の時間はいつでも、過去へ行けるし、自分の思う未来へも行けるし現在にも戻れます。
「永遠の少年」という言葉を使うことがあります。身体は大人になっても、心は少年のような心を持っているということですよね。

一方、身体の時は、時空とともにDNAの指示に従い規則正しく進んでいく時間です。多少の個人差はあるとは言え、ほぼ不可逆的に一定の推移をして行く変化の連続的継起を指しています。つまり、年齢と共に身体は発達していきます。但し、中には
そうでない方も時にいらっしゃいます。

このように、二つの時間を生きています。生まれながらにして自己不一致の状態でいるのです。この不一致感は、後に自己の分裂を招く契機となります。

生まれてから、母の世話を一身に受け与えられつづけ育てられ満足の時を過ごすことができ、真理・生きる意味を言葉によって伝えられる父によって育てられれば、精神の時と身体の時を同じようにいきることができるのだと思います。

なぜかわからないけれど、不一致感に苛まれている・・・。
「どうしてだろう?」
自己探求をしませんか?

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター  幸司 満月

セラピールーム燦燦では、
☆『やさしい心理学講座』を開いております。
自己探求の道を学べます。  

やさしい心理学講座ご案内


 お一人でも、先ずはご連絡ください。
 
☆『子育て相談会』を開催いたします。
 日時 9月 10日  14:00~16:00
     場所  セラピールーム燦燦
 予約制です。電話・メールにてお問合わせください。
 022-343-7327 080-6049-4715
 詳しくはHPをご覧ください。

About 2009年08月

2009年08月にブログ「幸司満月のセラピー日記」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2009年07月です。

次のアーカイブは2009年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34