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2010年01月 アーカイブ

2010年01月27日

分析家の独り言 file63  あるがままの自分

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
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新年を迎え、早くも27日を迎えました。

今年もよろしくお願いいたします。

大寒の時期、お風呂タイムがうれしい日々が続いており

ます。


お風呂からあがって自分の身体を鏡に映してまじまじと見たりしますか?


例えば、身体は80歳・・・心は20歳・・・鏡を見て幻滅?します・・よね。

「心は二十歳なのに、何故身体は80歳なの・・?」と受け入れられない・・がっか

りしてしまいます。「なんだそういう自分だったのか」という自分自身への幻滅で

す。なかなか、あるがままに受け入れられないのです。


そこで、人は心的防衛を使って生きるのです。そう、幻滅に出会いたくないから十二

単を着ているのです。

何枚も何枚も重ねてきているのです。

自分を守るために。着ている十二単が防衛なのです。

あの色の【襲(かさね)】この色の【襲(かさね)】とさまざまな防衛を使って自分

を守ろうとするのです。

【防衛】
    同一化・反動形成・否認・投影・置換・摂取・隔離(分割)・合理化
    ・知性化・退 行・昇華・転移・逃避

例えば、

母を憎んでいる人の場合、その憎しみは抑圧され、母に向ける代わりに他人にその憎

しみを「転移」させて、「置き換え」たという具合にです。

そうすれば、母は愛憎の対象として保存されることになり、母を憎むことからくる罪

悪感と嫌われる不安から逃れることができるのです。


『あの人が嫌い』・・・というのも、実は母や父への“嫌い”を『あの人』に変えて

嫌っているのかもしれません。


あるがままとは、このお風呂上がりのなにも着ていない素顔の状態です。

でも、いつもこの状態ではいられません。素顔の状態は眠って夢を見ている時です。


普段は十二枚を着ているし、仮面をつけているのでありのままを言えないのですが、

夢のなかで言ったり行動したりしているのです。但し、夢もそのままではなく、加工

されたり圧縮されたりしているのです。ですから、夢をそのままでは自分の素顔をみ

ることはできないのです。


十二単を着ていてもそれに気づいていなければ脱ぐこともできません。十二単を着て

いる事を知って、一枚ずつ脱いでいくことが自分自身を知ることなのです。

自分の素顔を知って、生きることがあるがままの自分を生きることにつながっていき

ます。

夢を分析することで、自分の無意識を知ることができます。


新しいサイトです。どうぞご覧ください。

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インテグレーター 幸司 満月

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