こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
私は、仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しています。
出張所は、栗原市と山形県米沢市にございます。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
今回の独り言のテーマは「心と体」です。
今から10年以上も前、住まいを引っ越した時の話です。
引っ越して間もなく、私は口の周りに発疹みたいなものが出ました。それは数日後、ただれてきてジュクジュクになってしまいました。恥ずかしいので、しばらくの間、マスクをしていたのです。治りきるまで、しばらくかかりました。自分は、なにかのアレルギーかしら・・・と思っていました。皮膚科を受診したらアトピーと診断されました。引っ越しの疲れなどもあったのかもしれません。が・・・
「心と体」には密接な関係があります。
ストレスからくる身体的病いには胃潰瘍・過敏性大腸症候群・本態性高血圧・気管支炎・片頭痛・アトピー性皮膚炎等々多くの病いがあると言われています。ストレスは人によって度合が違います。同じ状況下にあってもストレスを強く感じる人とあまり感じないという人もいます。物事の受け取り方がそれぞれ違うからです。私はストレスによって口の周りがアトピー性皮膚炎になったわけです。体の疲れがあったのはもちろんですが…私は、言葉に出せなかった自分の心を体で表現したことになります。
当時の状況を振り返ってみます。
私は、仕事上で伝えたい事があるのに伝わらず、言いたいのに言えない状態にありました。また、自分として我慢して我慢してこらえきれずにでてしまう言葉・・・それは、人が聞けば非常にきつい感じがしたと思います。また、言葉で言えない分、目で訴えてしまうところがあり、それがまた、相対する人にはきつい目になっていたのではないかなと思います。
いづれにせよ、言いたいのに言えない、時として言ってしまえば相手を傷つけるような言葉や言い方になってしまう・・・当時の私には、そんな心の葛藤があったように思います。言ってしまえば、相手を傷つける・・・口は災いの元になってしまう・・・そんなことから、心の葛藤を口の周りにアトピー性皮膚炎として表したのでした。
精神分析学の創始者フロイト先生は、「皮膚は自我」 と言っています。
私は自我機能が不全であったために、それを皮膚で表したのです。もちろん、これは私の場合なので、人それぞれ表し方が違ってくるでしょう。
精神分析でセラピーを受けると、体の状態から心の葛藤が見えてきます。
言葉で表すことができれば体に表れないのですが、その一言が無意識の奥深くに有る時は、体の不調から心の不調を知るのです。もちろん、そこには語りがあります。ことわざの中にも身体部位を使って表現されているのがたくさんあります。「肺肝を摧く」とか、「肝胆を砕く」とか、「目は心の鏡」、「腹も身のうち」などなど・・・。言葉で心をいい表わせないと、体に表してしまう のです。
心と体・・・つながっています。
セラピールーム燦燦では、やさしい心理学講座を開催しております。「こころと体」についても学べます。
受講希望の方は、やさしい心理学講座のご案内をご覧ください。新規受講募集中です。お一人でも、先ずはご連絡ください。
セラピールーム燦燦でお待ちしています。
インテグレーター(精神分析家) 幸司 満月
☆子育て相談会
日時 6月19日 AM10:00~12:00
場所 セラピールーム燦燦
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