こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
セラピールーム燦燦の所在地でも、雪が降り積もっています。
昨年の12月に
『特集 こころの栄養講座』が発刊されました。
拒食症や過食症が取り上げられています。
拒食症は、「ダイエット」の名のもとに始まることが多いのです。
何故「ダイエット」からなのでしょうか?
あるクライアントは、『やせていないと価値がない』のだと言っていました。
人の目が気になり、“見た目”によって自分の価値が決められるというのです。
自分が自分であることを肯定できず、痩せている自分でなければ価値がないと思い、そ
してそのためにダイエットをしなければならないのだと思って、食を拒みはじめたので
す。
その価値観はどこからきたのでしょうか?
養育史を聞けば、その日その時の母の気分によって対応がそれぞれで、時には虐待ま
がいの行為をされたりしたこともあったようです。
母に受け入れられない自分、常に母のご機嫌伺いをしなければならなかった自分であ
り、そこに安心も安全も自己肯定感もなかったのです。子供でありながら、子供らし
く存在することができなかったのです。
人はそれぞれに自分の身体のイメージを持っています。正常なイメージは安定した母
子関係における授乳によって培われます。ところが、不安定な母子関係においては、
自己否定を学び、身体のイメージを正しくうけとることができません。
基本的に自己に否定的な人は、否定的生命感を持ち、肉体感覚を無視して暴飲、暴
食、過労、不摂生を続け、最終的には肉体の崩壊を招きます。
拒食症。食を拒むということは、愛と憎しみの関係障害を克服できないところからく
る、無意識の表現といえます。即ち受け容れ難い母に対する敵意と憎しみ、排除の心
が母=食を拒むことになるのです。
本人にしてみれば、食を拒むことで母を拒んでいるという意識はなく、唯ダイエット
の名のもとに始まることが多いのです。
拒食症をとおして、自分の心を表しているのです。
食を拒む無意識を自分で認識し、母を、自分を受け入れられるようになると拒食症か
ら解き放たれることができるのです。
インテグレーター 幸司 満月セラピールーム燦燦では、
☆『やさしい心理学講座』を開いております。
『心と体』についても学べます。
お一人でも、先ずはご連絡ください。
☆『子育て相談会』を開催いたします。
日時 12月 21日 14:00~16:00
場所 セラピールーム燦燦
予約制です。電話・メールにてお問合わせください。
022-343-7327 080-6049-4715
詳しくはHPをご覧ください。