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分析家の独り言 file77 あるがままを褒めて!

こんばんわ!
精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区で

セラピールーム燦燦

を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。

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訪問頂きありがとうございます。


あるがままを褒めてください。


以前、私は何かで褒められても褒められたと受け取れませんでした。

「どうせ皮肉でしょう。」となんともひねくれた受け取り方です。

めったに褒められないけれど、褒められても褒められたと受け取れない私がいまし

た。成長過程で、親の「ダメ」「~いけません。」・禁止用語が多く、褒められた経

験が少なかったのです。


育て直しの実践をしているお母様の中には、「自分は褒められて育っていないから、

子どもに対してどう褒めていいのかわかりません。」という方がいらっしゃいまし

た。


“できたことをできただけ褒める。過剰ではなく、あるがままを評価する。”

ということなのですが、どうにもギクシャクしてしまうようです。


ある駐車場での出来事です。

若いおかあさんがお子さんに、「なんで出来ないの!なんでこんなこと出来ない

の!」大きな声で言っているのが聞こえてきました。声のする方を見ると3才位のお

子さんが車の外で泣いていました。くわしい事情はわかりません。


子どもが出来ない事を「何故できないの!」と言う前に、その子ができるように「し

てみせて」「言ってきかせて」一緒にそのことを体験したのか振り返ってみることが

必要だと思います。目を向けて、心をかけ、手をかけたのかどうか・・・。


大人には当たり前にできることでも、子どもは試行錯誤で出来るようになるのに日々

奮闘しています。

出来て当たり前と思えば褒められないし、子どもは日々成長、出来たらOKと思って

いれば出来たことをありのままを褒めることができます。


親の劣等感を埋める為に、子どもに対して過剰な期待をかけていると、「あるがま

ま」を見ることができず、褒めることもできなくなります。

心も肉体も日々成長の子どもたち。毎日、新しい発見があり、出来ることも増えま

す。承認と賞賛を受けて育てば、自分を認め、自分を肯定し、生き生きと生きていく

ことができます。もちろん、自分を認め、肯定できる人は、他者を認め、受け入れる

ことができるので、よりよい人間関係を築くことができるでしょう。


心理学講座を開催しております。

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 講座、セラピー希望の方は、事前に連絡をお願いします。

 下記連絡先まで又は、therapyroom.sunsun☆gmail.com
            (☆を@に変えて送信ください。)
 連絡先 セラピールーム燦燦 022-343-7327 
 
インテグレーター(精神分析家) 幸司 満月(さちつかさ みつき)

  
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     場所  セラピールーム燦燦
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2010年07月07日 20:00に投稿されたエントリーのページです。

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