こんにちわ!
精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区で
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって17年のキャリアがあります。
訪問頂きありがとうございます。
先月のやさしい心理学講座でのことです。
3~4ヶ月前に赤ちゃんを産んだばかりのおかあさん方と共に
『心の発達』を学びました。
その中で「人見知り」は良いサインですよということを話した時
のことです。
「えっ、悪いことだと思ってました。」と数人から声が上がりました。
「人見知りするのは、あまりいいことではない」という認識だったようです。
生後6~8カ月頃になると、赤ちゃんは特別な顔だけに微笑するようになります。そ
れは、母(養育者)に対してです。
自分を世話し、満足を与えてくれる人とそうでない人の認識が出来るようになったと
いうことです。
笑顔の母の顔が赤ちゃんの心の中に画像としてとり入れられ保存されて、母以外の人
との区別がつき、母以外の人に抱かれたりすると不安を示して泣きだしたり、べそを
かいたりするのです。
『笑顔の母』の画像というのがポイントです。
授乳の時に、要求されたら敏速に満足するまで飲ませて、やさしい言葉をかけなが
ら、笑顔で対応することが大切です。
『笑顔』の画像によって、赤ちゃんの人生において人としての存在価値の肯定や人間
関係の構築でのOK、つまり上手く人生が運ばれるということになります。
『怒った顔』『辛い顔』『無表情の顔』を摂り入れたら、相対する人はその画像と同
じ顔(心)の人だけを見ますから、自分にとってはOKでない人になります。結果、
上手くいかないということになるのです。
ある歌詞の中にもありますが、人は皆鏡なのです。
「笑顔」の画像を摂り入れると、人も笑顔の他人が集まってくるということですね。
暑くて抱っこも辛い時期ですが、どうか、しっかり抱っこして、赤ちゃんの目を笑顔
で見つめつつ、やさしい声で語りかけ、満足のいくまで授乳していただきたいなと思
います。
インテグレーター(精神分析家) 幸司 満月(さちつかさ みつき)
☆『子育て相談会』日時 平成22年 8月10日 14:00~16:00