こんにちわ!
精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区で
栗原市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって17年のキャリアがあります。

訪問頂きありがとうございます。
講座の中で今現在0歳の赤ちゃんの育児中のおかあさん方からの質問がありました。
「今は、小さくて泣けば何を要求しているのかわかって世話することができますが、この先大きくなって、子どもの要求に応えられなくなってしまうかもしれません。不安です。それと、どこまでオールOKすればいいのでしょう。」
母は子どもを産み育てる過程で、自分自身を育てていると言えます。
その子の中に見ているのは、“自分”です。母自身の自我を子どもの中にみるのです。子どもは自分の体の一部だから思い通りに動かしたいと思うのです。でも、なかなか子どもは思い通りに動きません。そこに葛藤が生まれるのです。
結局、母自身が子供らしく、要求を叶えれ、母に対応されていれば、子どもの要求にも応えられますが、そうでないと、応えられないし、応えられない自分に失望したり、イライラしたりして子どもを叱ってみたり・・・。母自身も辛くなってしまいます。
子どもの言葉がイチイチ気に障って、イライラ・・イライラして、子どもと居ることが苦痛になってしまう方もいるようです。
子に対する込み上げてくる感情の原因がわからなければ、精神的に追い詰められてしまうこともあるかもしれませんが、自分が出せなかった要求を子どもに出されたことの不安や子への羨望の気持ちということがわかれば、対処できるのはないでしょうか。
また、オールOKすることで、わがままになってしまうのではないかと心配していました。
子ども時代は子供らしく、お母さんお父さんを振り回して元気にしているお子さんが良いサインです。おとなしくて良い子は、自分の要求を我慢して、親に嫌われないように良い子でいるのです。
子どもの要求に応えられないのは、自分が親に応えてもらっていない子ども時代を過ごしたから、不安になってしまうのです。
今は成人した大人の自分であることを意識し、子どもに与える・・・要求に応える自分を意識しながら子育てに臨むことで、子どもも自分も一緒に成長することができます。
オールOKの子育てをすることで、子どもが十分に満足したなら、必ず自分で自分の道を決め、自分の足で歩いていける大人に成長します。
インテグレーター(精神分析家) 幸司 満月(さちつかさ みつき)
☆『子育て相談』
日時 平成22年12月 22日 14:00~16:00
場所 セラピールーム燦燦
予約制です。電話・メールにてお問合わせください。