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分析家の独り言 file003 母親大会記念日に…。 …母性行動

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こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
私は、仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しています。
出張所は、栗原市と山形県米沢市にございます。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。

今日は「母親大会記念日」でした。どういう内容の記念日かご存じですか?

1954(昭和29)年、ビキニ環礁での水爆実験実施があり、日本婦人団体連合会が国際民主婦人連盟に原水爆禁止を提案し、1955(昭和30)年、東京・豊島公会堂で第1回母親大会が開催されたということです。
「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」がスローガンなのだそうです。

最近、このスローガンとは正反対の事件が多くなっていますよね。子どものままで、生命を落とさせてしまうような事件。痛ましい限りです。

私のスーパーバイザーである惟能創理氏の著書の中に「心的遺伝子論」があります。この本の中で、母性行動について書かれているところがあります。

以下引用------

~ちなみに母性行動(マザーリング)とは何かみてみよう。ここでもエリクソンの言葉を借りよう。
「乳児が抱く社会に対する信頼の最初の表明は摂取時に示すくつろぎ、睡眠の深さ、便通の良さなどの形で行われる」と述べている。これは、言ってみれば「快食・快眠・快便」のことである。この快適環境を整えてやるためには、赤ん坊の立場に身をおき、赤ん坊が出すさまざまな表現(サイン)の中から、その時々に赤ん坊が一番望んでいるものを読み取り、全感覚系を通して、「敏速かつ的確」に応答していく事である。養育者(母)との、このように非言語的交流があってこそ赤ん坊は自分が受容されたと感じていくのである。この敏速かつ的確な応答こそ母性行動である、それをするために思慮深さが必要なのである。そして、愛着が。

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私は、社会にでて働き、仕事場で上司や働く仲間とのトラブルがあり、心が傷つきました。それから、社会から引きこもりがちになってしまった…私にそんな時期がありました。それは、家の中にだったり、心の内にだったり・・・です。生まれて間もなく母が入院していたり、祖母の家に預けられたりした為、人への信頼感や自己肯定感がすくなく、傷つきやすい自己に育ってしまったのです。また、家庭内で様々な事情があり、結果として傷つきやすい自己を持って成長し、自分の内へと引きこもってしまったのです。

しかし、現在は、精神分析を受ける事により、傷つきやすい自己を認め、無意識を書き変えてきたことで、次第に自己が変容してきました。精神分析家であるスーパーバイザー惟能創理氏にセラピーを受けつつ人を信頼する事を学んだのです。少しずつ自己肯定感を持つことができるようになり、今こうして、精神分析家への道を歩んでおります。

参考サイト:不登校・ひきこもりに悩む方々へ

具体的に学んでみたい方へセラピールーム燦燦では、やさしい心理学講座を開催しております。
 
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セラピールーム燦燦でお待ちしています。

栗原でねっと

インテグレーター(精神分析家)  幸司 満月

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2009年06月07日 21:56に投稿されたエントリーのページです。

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