こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
[向精神薬]乱用で交通事故の男 危険運転致傷罪で起訴へ
2009年07月15日15時33分 / 提供:毎日新聞
京都市で今年6月、衝突事故を起こして逃げたとして道交法違反容疑で逮捕された京都市北区大宮南田尻町、北小路壮馬容疑者(21)が、病気治療目的でないのに運転時に向精神薬を服用していたことが分かった。京都府警は危険運転致傷容疑で捜査しており、より罪の重い危険運転致傷罪で起訴される見通し。
北小路容疑者は事故の約1時間半後に逮捕され、尿検査で薬物が検出された。事故当時はいわゆる「トリップ」状態だったとみられ「やくざに追われていた」などと供述。同乗者も「事故を起こしたので止めるよう言ったが、言うことを聞かなかった」と証言した。既往症もなかったため、府警は向精神薬を乱用していたと判断した。
北小路容疑者が服用していた向精神薬は第2種向精神薬に指定されており、医師の処方せんがなければ入手できない。米国では麻薬に指定されている。【古屋敷尚子】
~ livedoorニュースより 引用~
若い人材がまた・・・大事な人材なのに・・・もったいない事です。
麻薬などの向精神性薬物を使うことで、妄想・幻覚に陥るなど精神状態が普通ではな
くなるトリップの状態だったといいます。
薬物乱用にみる心の問題!
この男性の、乳幼児期の事は書かれていないのでわかりませんが、薬物乱用から次のようなことが考えられます。
乳幼児期、彼は満足のいく授乳が与えられなかったり、母との時間が少なかったのではないでしょうか?
なんらかの事情により、母に甘えて、絡まったり、ぶら下がったりして遊びたいのに、それが叶えられなかった・・・とか。
その事により、母への愛を求めつづけて、母への代理物である薬物を使っていたのでしょう。
母子間における共生・共感・分かち合いの一体化から分離・個性化のプロセスが大事です。
つまり、母子ともに満足のいく授乳やオムツの交換など、子の要求どおりに世話をし、されることによりそこに、「信頼と愛着」が生まれます。ところが、不満足であれば、その不安を防衛するために、「しがみつき」の行動をとります。
その「しがみつき」が『依存症』なのです。
薬物に依存するということは、薬物を母の代理物としているのです。
また、授乳の満足・不満足によって、赤ちゃんは「よい母」と「悪い母」と内在化されます。
詳しくは、 『こころの栄養講座』の中の赤ちゃんの食事をご覧ください。
「悪い母」というイメージが強い場合は、薬物を使用しても、よくない状態になります。バッドトリップ。(薬物が望みどおりに作用せず、逆に副作用ばかりが強く現われること。)要求したのに、満たされなかった・・・薬物によるいい気分を味わいたかったのに、副作用が表れた・・・ということになります。
さまざまな薬物による犯罪、逮捕等のニュースがどんどん増えています。
これから社会にでてがんばろうという青少年の皆様の人生を大事にしていただきたいと思います。
インテグレーター 幸司 満月セラピールーム燦燦では、
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