こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります
目についた記事がありました。
パニック障害と「ウツ」――“いま”を生きづらい現代人への警鐘
2009年08月06日11時05分 / 提供:ダイヤモンド・オンライン
突然、強い不安とともに動悸や息苦しさ、冷汗、吐気などの発作(パニック発作)におそわれるパニック障害は、現代において「うつ」と同様、多くの方々が悩んでいる問題です。
初めてパニック発作におそわれた人は、身体的な問題ではないかと考えて内科などを受診することが多いのですが、検査を行なっても特にその原因と思われるような異常は見つかりません。
新しいタイプの「うつ」では、このパニック障害との境界線はかなり曖昧で、両者が合併していると診断されるケースもあれば、パニック障害から始まって後に「うつ」が徐々に現われてくるケースもあります。
今回は、このパニック障害という病態について掘り下げて考えてみたいと思います。
パニック障害は従来「不安神経症」と呼ばれていたもので、その特徴である発作(パニック発作)は、もともと「不安発作」と呼ばれていました。このことからもわかるように、パニック障害は強烈な不安を伴っているところが最大の特徴です。
この不安は「このまま死ぬかもしれない」と感じられるようなものであることが多く、それがあまりに強烈であったために、予期不安と呼ばれる「またいつ発作が起こるかわからない」という心配におびえ、生活にもさまざまな支障を来たすようになります。
それにしても、なぜ「死ぬかもしれない」といった不安が、わざわざ自分の内部から起こってくるのでしょうか。
第4回で「病というものは、何らかのメッセージを自分自身に伝えるべく内側から湧き起こってくるものである」、あるいは「病は、その中核的な症状によって、自分自身をより自然で望ましい状態に導こうとしている」という見方で「うつ」について考察しましたが、ここでもその考え方を用いてみましょう。すると奇妙なことに、「死ぬかもしれない」と自分自身に思わせることにパニック障害の意味がある、という話になってしまいます。
~livedoorニュースから~
不安はどこからくるのでしょう?
生まれてから、母によって恒常的に一貫した世話をうけていると常に身守られている
という安心があります。
そして、恒常的な自己が得られます。自分の実在感があります。
ところが、授乳などの不満足であったり、母の不在、不適切な世話であったりする
と、安心が得られず空虚な心であったり、自分が破壊されてしまったという心を内在
してしまいます。
その心を家庭内暴力で表わすことがあります。破壊されてしまった自分を表わしてい
るのです。
母による満足を得られなかったことで不安を抱えます。
普段はその不安を無意識のうちに抑圧しています。ですから、常に緊張しています。
かなりの心のエネルギーを使います。
『不安』一言にいっても、人それぞれ記憶された不安の状況が違います。
記憶された不安状況の意識化ができれば解消ができます。
心の分析によって意識化することができます。
インテグレーター 幸司 満月