こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
今日の仙台はとてもいい天気で、風も心地よく吹いていました。
子育て中のお母さまからの質問です。
「こうしたら、これを買ってあげるというようなことはいかがでしょうか?」
子供に対して、交換条件を出すことです。
例えば、子供が5・・・要求したとします。
母は、これに5応対すればOKです。子供は自分が受け入れられ、肯定された
と受け取ります。
ところが、5要求されたのに母が3しか応対しなかったとします。す
ると、子供は受け入れられなかったと受け取り、否定されたと受け取るのです。2足
りなく応対されたことで、自分は憎まれていると感じてしまいます。または、攻撃さ
れていると感じます。
逆に、5要求されたのに、8で応対したとします。これを過保護とか
溺愛といいます。要求された以上に応対すれば、子はもっといい子になるのじゃない
かと思いがちですが、それは、違います。
過剰保護や溺愛は、暴力と同じになってしまいます。攻撃されたと感じてしまうので
す。
攻撃されていると感じて育つことが、やがて家庭内暴力につながっていくのです。
愛と憎しみ、そして、攻撃と甘えが内在していくのです。
足りなかったり、過剰だったりが、子供の心に大きく影響します。ですから、特に母
は適切に的確に応対していくことが必要です。
子の要求に対して、なにも足さない、引かないで子の要求のままに適切に対応するこ
とが大切です。オールOKの子育てが必要です。
参考サイト ラカン精神科学研究所
交換条件をだすことは、母の応対が無になってしまうことにもなりかねません。
なにも足さない、なにも引かない・・・なにかのコマーシャルみたいですね。
子の要求に応え続け・与え続ける母の根気が、子の心の発達を促し、自立・自律心を
持った大人に成長させることができる、とても大切な事なのです。
インテグレーター 幸司 満月次回、子育て相談会は、9月10日を予定しております。
希望の方は、前日まで連絡をお願いします。
セラピールーム燦燦では、
☆『やさしい心理学講座』を開いております。
お一人でも、先ずはご連絡ください。
☆『子育て相談会』を開催いたします。
日時 9月 10日 14:00~16:00
場所 セラピールーム燦燦
予約制です。電話・メールにてお問合わせください。
022-343-7327 080-6049-4715
詳しくはHPをご覧ください。