こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
今日も仙台はいい天気に恵まれました。
天気のよい中に自分を置き、風を感じたり、温度や湿度を感じたりしていると一時、時を忘れてしまいます。
実際は1分2分・・・・と時は過ぎています。
忙しいと、『あっ、もうこんな時間』と時が過ぎるのを感じたりします。
誰かを待っていたり、何かを待っていたり、眠れぬ夜を過ごす時間は1分・・1秒・・長く感じるものです。
私たちは、精神の時間と身体の時間を生きています。
心の発達は、体の発達のように自然に行われるのではなく、母(養育者)の心のままに沿ってある法則に従って行われるのです。
精神の時間は、一定の時が恒常的に進んでいく訳ではありません。
過去・現在・未来へと意識をすることができます。
テレビドラマの中の台詞で、
「私はあの時に、時間は止まってしまった・・・。」という台詞がありました。
心がある時に固着してしまった事を表しています。
私の心の時間はいつでも、過去へ行けるし、自分の思う未来へも行けるし現在にも戻れます。
「永遠の少年」という言葉を使うことがあります。身体は大人になっても、心は少年のような心を持っているということですよね。
一方、身体の時は、時空とともにDNAの指示に従い規則正しく進んでいく時間です。多少の個人差はあるとは言え、ほぼ不可逆的に一定の推移をして行く変化の連続的継起を指しています。つまり、年齢と共に身体は発達していきます。但し、中には
そうでない方も時にいらっしゃいます。
このように、二つの時間を生きています。生まれながらにして自己不一致の状態でいるのです。この不一致感は、後に自己の分裂を招く契機となります。
生まれてから、母の世話を一身に受け与えられつづけ育てられ満足の時を過ごすことができ、真理・生きる意味を言葉によって伝えられる父によって育てられれば、精神の時と身体の時を同じようにいきることができるのだと思います。
なぜかわからないけれど、不一致感に苛まれている・・・。
「どうしてだろう?」
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