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分析家の独り言 file47 自立と溺愛

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。
68f90a21.jpg9月30日、9月の最終日は、朝からサモアでの地震の報道
がありました。
マグニチュード8.3という巨大地震。
死者も多数でているということです。
村が丸ごと呑み込まれたという情報や津波が6メートル、9メ
ートルともいう情報があり、その地震の被害の大きさがうか
がわれます。
亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

今日9月30日はくるみの日なのだそうです。「く(9)るみ(3)は

まるい(0)」の語呂合せなんだとか。


自立と溺愛。

「可愛くって、可愛くって」と子供に対してすべてしてあげてしまう・・・。

ともすると、子供がなにも言わなくても、なんでも先回りしてやってあげてしまう。


もし、こんな風に接して子が成長した場合、その子は自立の機会を失ってしまうかも

しれません。


子供は欲求を満たされる時まで待つことはできません。

母が、その母(子にとって祖母)によってしっかり育てられていない場合、母は、自

分の不安からすぐに子供に与えてしまい、心配性だけを植え付けてしまいます。

そしてまた、子供の満足を通して母は自分自身の欲求を満たそうをするために、早急

でかつ過剰になってしまいます。

それを溺愛といいます。

泣きやまなかったり、自分の思う通りにならない時母親は、自らの母としての能力を

不信に思い、無力感にとらわれることになります。

それを味わいたくない為に、より愛情が供給過剰になっていくのです。

しかし、子供の側に立つならば、その求めてもいない時、又は求める以上の世話の不

適切さは、攻撃と主体性の根こそぎ奪取でしかないのです。

過剰な愛情供給は暴力になり、その対象とされた子供は母に憎まれていると感じるの

です。と同時に主体性を奪われて、より依存的にならざるを得なくなり、自律の機会

を奪われるのです。


そんな自分に頼り切りになる子供を、母親は自分の体の一部と感じ益々溺愛するので

す。これが際限なく繰り返され、しまいには子供は、母から自立できなくなってしま

うのです。

参考サイトです。ご覧ください。

オールOK!子育て法

子供の欲求に敏速に的確に対応し、愛のまなざしでオールOKの子育てをおすすめしま

す。その子育てによって自立(自律)した大人に成長し、その大人が作る世の中はい

い方向へ向かうと思うのですが・・・。

セラピールーム燦燦HPです。

インテグレーター 幸司 満月

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2009年09月30日 20:52に投稿されたエントリーのページです。

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