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分析家の独り言 file57  母と赤ちゃんの絆!

こんにちは、精神分析家の幸司満月です。
仙台市宮城野区でセラピールーム燦燦を主宰しております。
栗原市と山形県米沢市に相談所があり、出張いたします。
精神分析に関わって16年のキャリアがあります。

2222a40e.jpg今日は全国的に雨・・。山茶花梅雨なのだそうです。山茶花の

咲く頃に連続して雨がふる事をそう呼ぶのだそうです。

冬を告げる雨なんですね。

街中を歩く若いおかあさんの姿を見て、なんとなく違和感を感

じたのです。

おぶって歩いているのですが、見た感じリュックを背負って、

手にはタバコを持って吸いながら歩いているという風に見え

ました。リュックじゃない、赤ちゃんがいたんです。肩からズ

ルッと下がっていて赤ちゃんが荷物に見えてしまうのです。

そのおかあさんは、かなり若かったように思います。

おかあさん、赤ちゃん・・おんぶしているん・・・ですよね・・?!


さて、妊娠中の話です。

母親とお腹の赤ちゃんはいつもコミュニケーションしています。

お腹の中に居る時から、しっかり赤ちゃんの存在を母親が意識することが必要です。

そんな事当たり前と思うかもしれませんが、意識している人ばかりではありません。

中にはまるで妊娠中ではなく普段と同じように生活している人・・・タバコ、夜更か

し、母体の冷え等に対処していない服装、深酒、ドラック等などをし続けているよう

なことは、決して意識しているとは言えないのではないでしょうか。


母体が強い不安に襲われた場合、その不安により視床下部は内分泌系と自律神経に命

令を送り、化学作用を起こし神経ホルモンを分泌させます。それは、胎児におよび、

「身体精神現象」を起こします。

この学習は、「母の不安」→神経ホルモン→胎児ホルモンに作用し→不安を起こさせ

ます。それで、その経験は記憶をなり、逆方向の「精神身体現象」を産むのです。


つまり、母の不安が胎児にホルモンによって伝えられ胎児が不安になる、その記憶に

よって、不安になるとホルモンが身体に作用し、身体症状がでるというようになって

いくというのです。この時に赤ちゃん自身、いいしれぬ不安を感じるようになってし

まうのです。


母と赤ちゃんの絆。

「きずな」は母の胎児への愛情と理解の二つです。

これは、4カ月頃から始まって、8カ月頃には完結すると言われています。

そして、三つのチャンネルで交流するのです。

「生理的コミュニケーション」
「動作によるコミュニケーション」
「共感によるコミュニケーション」の三つです。

胎教として、いい音楽を聴き、美しいものを見たり、おいしいものを食べたり、感動

をしたり・・。

そこには、必ず、母が「赤ちゃんも一緒ね」という意識が必要なのです。


生まれてからの、敏速・的確・まなざしとオールOKの子育ても必要です。

生まれる前も母と赤ちゃんは交流し、母と子の絆が培われています。


セラピールーム燦燦HPです。


インテグレーター 幸司 満月

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2009年11月11日 21:53に投稿されたエントリーのページです。

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